傾斜地対応草刈りロボット

 

 日本では農業従事者数が過去30年間で半減し,同時に高齢化が進んでいます。基幹的農業従事者(ふだん主に自営農業に従事している者)の平均年齢は67歳です。このため農業用ロボットの導入が期待されています。ロボットは省力化だけではなく,安全性の面でも有効です。下の図は草刈り作業を行っている様子です。現在,水田畦畔の草刈りは,ほとんどが左にように刈払い機と呼ばれる機械を用いて行われています。これは重労働で事故の発生も多いです。特に傾斜面では足場が不安定で危険な作業です。そこで当研究室では企業と共同で右のような草刈りロボットを開発しています。